北欧のアイスランド、2027年に商業捕鯨を禁止へ
なぜ重要?
世界で捕鯨を続ける国が減る中、海洋資源の保護や動物愛護の観点から国際的な注目が集まっています。他国の決断は、日本の水産政策や国際社会での立場にも影響を与える可能性があるため重要です。
小学生向け解説
北欧の国アイスランドが、2027年2月に、海でクジラをとる「商業捕鯨」をやめるための新しい法律を国会に出す予定です。もしこれが決まれば、クジラをとって食べる文化を続けているのは、日本とノルウェーの2カ国だけになります。アイスランドは、観光業の発展や、クジラの命を守るという考えから、クジラをとることをやめる方向にかじを切りました。世界では、クジラは守るべき生き物だという考えが強くなっており、食べ物としての文化と、動物を守るという考え方がぶつかることがよくあります。今回のニュースは、世界の国々が環境保護や動物とどう向き合うかを考える大切な例といえます。
中学受験ポイント
- アイスランドは北欧に位置する島国であり、火山や氷河が有名。
- 商業捕鯨を続けている主要国は、日本、ノルウェー、アイスランドの3カ国(2026年時点)。
- 食文化と動物愛護、環境保護の考え方の違いが国際問題になることがある。
覚える言葉
- 商業捕鯨
- お金をもうけるために、クジラをとって肉などを販売すること。
- 連立与党
- 二つ以上の政党が力を合わせて、国を動かすグループのこと。
- 過半数
- 全体の半分をこえる数。会議や選挙で決めるときに使われる。
- 恒久的
- 一時的ではなく、これからずっと変わらず続いていくこと。
- 国際社会
- 世界にあるいろいろな国が、ルールを守りながら協力したり競争したりしている集まり。
関連知識
問題にチャレンジ
- 選択問題
商業捕鯨をめぐる世界的な議論において、対立の背景となっている考え方の組み合わせとして最も適切なものはどれですか。
- 一問一答
アイスランドが商業捕鯨を中止する理由として、どのような産業の発展が挙げられていますか。
- 記述問題
アイスランドが捕鯨をやめることを決断した背景には、どのような世界的な価値観の変化があると考えられますか。簡潔に説明してください。
- 選択問題
次のうち、アイスランドの特徴として正しい説明はどれですか。
- 一問一答
2027年以降、日本とノルウェー以外に商業捕鯨を継続する国は世界で何カ国になりますか。
- 選択問題
本文の内容に基づき、2027年2月以降のアイスランドで想定される変化は何ですか。
- 一問一答
アイスランドはどこの地域の島国ですか。
保護者向け解説
このニュースは「食文化の継承」と「動物愛護・環境保護」という、正解のない対立軸を学ぶ良い題材です。日本が捕鯨を続ける理由(伝統や資源管理)と、世界が捕鯨を制限する理由(絶滅危惧種の保護、感情的な反対)の双方があることを伝えてください。感情論で終わらせず、国ごとに環境や文化が異なることを理解させ、多様な価値観を認める国際感覚を育むきっかけとして活用してください。また、アイスランドの地理的特徴や、なぜその国が方針転換するのか(観光業への影響など)について深掘りすると、地理と公民の知識が結びつきます。