🗞️中学受験用こどもニュース

今日の5分ニュース学習

2026年9月5日(土)

ニュース 2 件 ・ 問題 14 問 ・ 目安 5〜10 分

ニュース 1公民国際

円の価値が短期間で大きく上下しています。アメリカと日本の両国が利上げを検討していることや、政府による為替介入への警戒感が背景にあり、金融市場で不安定な動きが続いています。

なぜ重要?

為替レートは輸入品の価格や海外旅行の費用に直結するため、私たちの生活に大きな影響を与えます。日米の政策決定は世界経済全体の流れを左右する重要な出来事であり、その変動を理解することは社会情勢を読み解く力に繋がります。

小学生向け解説

今、円の価値が激しく動いています。これには主に3つの理由があります。1つ目は、アメリカが物価の上昇を抑えるために、銀行の金利を上げようとしていること。2つ目は、日本も同じく金利を上げるかもしれないと予想されていること。3つ目は、円の価値があまりに下がらないように、日本政府が「円を買う」という特別な対策(為替介入)をするかもしれないと、投資家たちが警戒しているからです。金利や為替のニュースは大人たちの間でも難しいテーマですが、簡単に言うと「日本とアメリカ、それぞれの国の力関係や方針が大きく変わろうとしているため、市場がドキドキして反応している状態」といえます。

中学受験ポイント

  • 金利が上がると、その国の通貨の価値が上がりやすくなる。
  • 為替介入とは、政府や中央銀行が通貨の価値を調整するために売買を行うこと。
  • 円安は輸入品の価格を上げ、私たちの生活費に影響を与える。

覚える言葉

為替相場
異なる国の通貨を交換するときの比率のこと。
利上げ
中央銀行が銀行の金利を引き上げること。景気を調整するために行う。
為替介入
通貨の価値を安定させるために、政府や日銀が直接お金を売買すること。
タカ派
金利を上げて物価の安定を優先させる強気の考え方。
円安
外国の通貨と比べて、円の価値が下がっている状態のこと。

関連知識

地理日本の主な輸入品(エネルギー資源や食料品)の産地と貿易の仕組み
歴史バブル経済の崩壊と、その後の長いデフレ不況の歴史
公民日本銀行の役割(物価の安定と金融政策) / 政府の経済政策と私たちの家計の関係

問題にチャレンジ

  1. 選択問題

    現在の金融市場で、円の価値が短期間で大きく上下している理由として、不適切なものはどれですか。

  2. 記述問題

    円安が進むと私たちの生活にどのような影響があるか、理由とともに簡潔に説明しなさい。

  3. 一問一答

    日本政府や中央銀行が、通貨の価値を調整するために行う売買のことを何といいますか。

  4. 選択問題

    「為替介入」を行う主な目的として、最も適切なものはどれですか。

  5. 一問一答

    一般的に、ある国の金利が上がると、その国の通貨の価値はどうなりやすいですか。

  6. 選択問題

    もし日本で金利が上がった場合、一般的にどのような影響が予想されますか。

  7. 一問一答

    円安が進行すると、私たちの身の回りの物価にどのような影響がありますか。

保護者向け解説

中学受験では、単にニュースを暗記するだけでなく「なぜその現象が起きるのか」という因果関係が問われます。このニュースでは、「金利を上げると通貨が買われやすくなる」という経済の基本ルールを整理するのがおすすめです。日用品の価格が上がっているのはなぜか、という身近な疑問から出発し、日本と海外の経済の結びつきに目を向けさせてあげてください。大人の視点では複雑な市場の動きも、お子さんには「日本とアメリカの金利の綱引き」と例えると理解の助けになるでしょう。

ニュース 2地理公民環境国際

地球の気温上昇に警鐘:1.5度目標の達成が厳しく

なぜ重要?

地球温暖化が予測より早く進み、今の対策だけでは自然災害や食料不足などの深刻な被害を避けられないことが明らかになったためです。世界共通の課題として、根本的な見直しと協力が求められています。

小学生向け解説

地球の気温が、これ以上上がると危険とされる「1.5度」という境界線を、あと数年で超えてしまうかもしれないという報告が国連から出ました。世界中で「これ以上暑くならないようにしよう」と約束(パリ協定)してきましたが、今のままの努力では目標を守るのが難しい状況です。もしこの限界を超えると、氷が溶けて海面が上がったり、暑い日が続いて食べ物が作れなくなったりと、私たちの暮らしに大きな影響が出ます。これからは、今まで以上に二酸化炭素を減らすスピードを速め、空気中の二酸化炭素を取り除くといった新しい技術や行動が必要だと呼びかけられています。

中学受験ポイント

  • 地球温暖化対策の国際的な約束である「パリ協定」の目的を理解する。
  • 気温上昇が続くと、海面上昇や食料不足などの重大なリスクが生まれることを知る。
  • 温室効果ガスを減らすだけでなく、二酸化炭素を回収するなどの新たな技術も重要視されている。

覚える言葉

パリ協定
地球温暖化を防ぐため、世界中の国が協力して温室効果ガスを減らそうと決めた国際的な約束。
温室効果ガス
二酸化炭素など、地球を毛布のように包み込み、気温を上げる性質を持つガスのこと。
オーバーシュート
目標の数値や限界を一時的に超えてしまうこと。
不可逆的
一度変化してしまうと、元の状態には戻せないこと。
産業革命前
石油や石炭をたくさん使い始める前で、気温上昇の影響が小さかった時代の基準。

関連知識

地理海面上昇による島国の水没リスク / 気候変動と農作物の生産地の変化
歴史18世紀後半に始まった産業革命と、その後の環境への影響
公民持続可能な開発目標(SDGs)と環境保護 / 国際連合の役割と各国の協力体制

問題にチャレンジ

  1. 記述問題

    地球温暖化が私たちの生活に与える影響と、今後私たちが取り組むべき対策について、簡潔に述べなさい。

  2. 一問一答

    地球の気温上昇を抑えるための国際的な約束を何と言いますか?

  3. 選択問題

    地球の気温上昇を抑えるための「1.5度目標」を超えた場合に懸念される影響として、最も適切なものはどれですか。

  4. 選択問題

    現在の地球温暖化対策について、解説で述べられている内容はどれですか。

  5. 一問一答

    地球温暖化が進むと、北極や南極の氷が溶けて何が起こると予想されますか?

  6. 一問一答

    二酸化炭素を減らすこと以外に、温暖化対策として新たに重要視されている技術は何ですか?

  7. 選択問題

    これからの地球温暖化対策において重要となる考え方はどれですか。

保護者向け解説

本件は、気候変動が単なる予測ではなく「差し迫った危機」であることを伝えています。ニュースをきっかけに、家庭での節電や資源のリサイクルがなぜ必要なのかを、地球規模の視点で話し合ってみてください。「自分一人くらい」という考えではなく、世界全体でどう取り組むべきかという問いかけは、受験における記述力の向上にも役立ちます。また、新しい技術(CDRなど)が開発されていることにも触れ、前向きな解決策を考える姿勢を大切にしてください。