クロマグロの漁獲枠をめぐり日本がメキシコへ特使を派遣。漁業ルールの見直しを目指す。
なぜ重要?
太平洋クロマグロは貴重な水産資源です。適切な漁獲量を決める国際的なルール作りは、日本の食文化を守りつつ、将来にわたって資源を持続させるために欠かせないからです。
小学生向け解説
お寿司などで人気のクロマグロは、数年前に「絶滅するかもしれない」と心配され、世界中で厳しい漁獲制限(とれる量)が決められました。最近、マグロの数が増えてきたため、日本は「もう少しだけ多くとれるようにルールを変えよう」と提案しました。ほとんどの国が賛成しましたが、最後にメキシコが反対したため、話し合いがストップしてしまいました。そこで日本は、メキシコに政治家を送り、直接話し合って納得してもらうことで、ルール改正を実現しようとしています。海を守るルール作りと、自分たちの暮らしを守るための外交努力が今、求められています。
中学受験ポイント
- 太平洋クロマグロは国際的な資源管理の対象である
- 資源保護と水産業の利益のバランスが重要である
- 特定の国の反対により国際的な合意形成が難航する場合がある
覚える言葉
- 漁獲枠
- 資源を守るために、国や漁船がとってもよいと決められた魚の量。
- 資源管理
- 魚を取りすぎないように制限し、将来も魚がとれるように守ること。
- 再交渉
- 一度うまくいかなかった話し合いを、もう一度やり直すこと。
- 合意
- 関係する全員の意見が一致して、約束を決めること。
- 持続可能
- 自然環境などを壊さず、将来もずっと続けていけること。
関連知識
問題にチャレンジ
- 選択問題
クロマグロのような水産資源について、国際的なルール作りをする際に最も重要な考え方はどれですか。
- 一問一答
日本がメキシコへ特使を派遣した主な目的は何ですか。
- 記述問題
クロマグロのような国際的な資源管理において、国同士が話し合いを続けることがなぜ大切なのか、理由を説明しなさい。
- 選択問題
今回、日本がメキシコへ特使を派遣したのはなぜですか。
- 一問一答
かつて世界中でクロマグロに厳しい漁獲制限が設けられたのはなぜですか。
- 選択問題
クロマグロの漁獲枠を増やすという日本の提案について、現在どのような状況ですか。
- 一問一答
国際的な資源管理において、一つの国が反対するとどのような問題が生じますか。
保護者向け解説
本件は、食料安全保障と環境保護の両立という、国際政治の縮図のようなテーマです。お子様には、単に「マグロが食べられなくなるか」という視点だけでなく、「なぜ国同士で喧嘩をするのか」「科学的なデータがあるのになぜ意見が分かれるのか」という、国際社会の難しさに目を向けさせてください。ご家庭では「もし自分が海を管理するリーダーだったら、どうやってみんなを説得するか」といった問いかけをすることで、交渉術や合意形成の考え方を深めるきっかけになります。