内閣府が2026年版「経済財政白書」を発表。日本経済はデフレからの脱却へ進む一方、中東の争いによる物価高の影響を警戒しています。
なぜ重要?
白書は国の経済状態をまとめた大事な報告書です。物価が上がって家計がどう変わるか、中小企業や若い世代が金利の負担にどう備えるべきかを知ることは、今の日本の経済状況を理解するために不可欠です。
小学生向け解説
2026年7月、政府は「経済財政白書」を発表しました。今の日本は、お給料と物価が一緒に上がる良い流れに少しずつ近づいており、「デフレ(物が安く売られすぎる状態)」ではないと判断しています。しかし、中東の争いによって原油価格が上がると、ガソリンや食料品など、私たちの買い物の値段も上がってしまいます。また、銀行にお金を預けたときの利息(金利)が上がると、家を建てるための借金返済が大変になる人や、反対にお金が増える高齢の方など、人によって影響が違います。政府は、物価が高くなってもみんなが困らないよう、会社がうまく価格を調整できているかなどを慎重に見守る必要があると伝えています。
中学受験ポイント
- 経済財政白書は内閣府が作成し、日本経済の状態を分析するもの
- 賃金と物価がともに上がる「好循環」が現在の目標である
- 中東の情勢不安は原油価格の上昇を通じて日本の物価に影響を与える
覚える言葉
- 経済財政白書
- 国の経済が今どんな状態か、これからどうなるかを詳しく調べた報告書のこと。
- デフレ
- 物が売れなくなり、全体の価格がどんどん下がってしまう状態。
- 価格転嫁
- 会社が材料費などの値上がり分を、売る商品やサービスの値段に上乗せすること。
- 好循環
- 給料が増える→買い物をたくさんする→会社が儲かる→さらに給料が増える、という良い流れ。
- 金利
- お金を借りたときや預けたときに支払われたり、受け取ったりするお金の割合のこと。
関連知識
問題にチャレンジ
- 選択問題
2026年7月に発表された経済財政白書において、現在の日本経済について述べられている内容として最も適切なものはどれですか。
- 一問一答
日本国内の経済状況を分析し、政府が毎年発行している報告書を何といいますか。
- 記述問題
中東の情勢不安が日本の家計に与える影響について、原油価格と物価の関係に触れながら説明してください。
- 選択問題
金利が上がることによって起こりうる影響として、本文の説明に当てはまるものはどれですか。
- 一問一答
現在の日本経済において、政府が目指している「お給料と物価が一緒に上がる」状態を何という言葉で表現していますか。
- 選択問題
経済財政白書を作成する行政機関はどこですか。
- 一問一答
中東での争いが日本の物価を押し上げる主な原因は、何という資源の価格上昇によるものですか。
保護者向け解説
本教材は、ニュースの概要を中立的に伝えることを目的としています。中学受験の時事問題では「エネルギー輸入の依存度」や「物価と賃金の上昇」といった経済の基本構造がよく問われます。お子さまとお話しする際は、「ガソリン代や電気代が上がると、どんなものに影響が出ると思う?」といった身近な疑問から問いかけてみてください。経済ニュースは難しい言葉が多いですが、実社会の動きと結びつけることで興味が深まり、公民分野の理解がスムーズになります。