「副首都」をつくるための法案をめぐり、国会で与党と野党が対立しています。政府は災害時に首都の代わりとなる機能整備を目指し、会期を延ばして成立を急いでいますが、野党側は審議が不十分だと反発しています。
なぜ重要?
災害で東京の機能が止まった際、国を動かし続けるための備えは重要です。しかし、どこを「副首都」とするかという基準や、その必要性をめぐって意見が分かれており、民主主義のルールである「十分な話し合い」と「計画の実現」をどう両立させるかが問われています。
小学生向け解説
日本には東京に政治や経済の中心があります。でも、もし大地震が起きて東京の機能が止まったら大変です。そこで、もう一つの中心地として「副首都」を整備しようという計画があります。現在、国会ではこの計画を進めるための法律を作るかどうかが議論されています。政府・与党は、万が一の備えとして一刻も早く法律を通したいと考えています。一方で、野党の多くは「特定の都市ばかり優遇しているのではないか」や「しっかり話し合う時間が足りない」と反対しています。国会の会期を延ばしてまで議論が続いていますが、意見の対立は激しく、決着がつくか注目されています。
中学受験ポイント
- 災害時に首都機能が停止した場合のバックアップの重要性
- 国会の会期延長には与野党の合意や多数決が関わること
- 特定の地域を拠点とする政党の主張と国全体の政策の違い
覚える言葉
- 副首都
- 首都が災害などで機能しなくなったとき、その代わりを果たす役割を持つ都市のこと。
- 国会会期
- 国会が開かれている期間のこと。原則として決まった期間がありますが、必要があれば延長されます。
- 審議
- 国会で法律を作るために、内容を詳しく話し合って検討すること。
- 多極分散型
- 一つの場所にすべてを集中させず、いろいろな場所に機能を分けておく考え方。
- 与党と野党
- 政権を担当している政党が与党、それ以外の政党を野党と呼びます。
関連知識
問題にチャレンジ
- 選択問題
副首都を整備しようとする主な目的として、最も適切なものはどれですか。
- 一問一答
日本において、政治や経済の中心的な役割を担っている都市はどこですか。
- 記述問題
災害時に備えて副首都を整備する計画について、政府・与党と野党それぞれの立場の違いを30字以上60字以内で説明してください。
- 選択問題
法案の成立を急ぐ政府・与党に対し、野党が反対する主な理由として挙げられているものはどれですか。
- 一問一答
大規模な災害などで首都機能が停止した際に備えて、別の中心地を整備する計画を何と呼びますか。
- 選択問題
国会における法案成立の手続きに関する記述として、正しいものはどれですか。
- 一問一答
国会の会期が終了した後も議論を続けるために行われる手続きは何ですか。
保護者向け解説
このニュースは、リスク管理と地方分権という二つの視点が含まれています。お子様には、なぜ日本が東京一極集中なのか、大地震のリスクとそれに対する備えについて一緒に地図を見ながら考える機会にしてみてください。「もし東京が使えなくなったら、誰がどうやって国を守るべきだと思う?」といった問いかけから、政治の役割について話し合うと理解が深まります。また、野党がなぜ反対しているのかという点にも注目させ、異なる立場があることを学ぶことは、公民的分野の学習の第一歩となります。